店主挨拶
自分の製作した畳の上で、一家団欒を楽しんで頂けたなら畳職人として最高の幸せです。
寝室ならば「素敵なイ草の香りでグッスリ眠れて朝の目覚めが最高だね」と言って頂けると光栄です。
お客様の笑顔が見たいから、厳選素材を求めて足しげく熊本県八代市にイ草を仕入れに行っています。
畳のことはもちろん、襖・障子・網戸などどんなことでもお気軽にご相談下さい。
1級畳製作技能士
4代目 名倉伸介
畳のご紹介
当店では、定番の縁付き畳からお洒落な縁無し畳や
カラー畳、持ち運びに便利な置き畳、ペット対応畳など
豊富な種類の畳を取り揃えております。
産地直接仕入れ
畳の材料、い草の生産量日本一を誇る熊本県八代市でい草の農家体験をさせていただきました。
い草の栽培期間は8ヶ月。 苗床から良いものを株分けして12月の寒い時期に植え付け、翌年の6月中旬頃、早朝3時から刈り取り天然染土に漬け込む泥染めを行い、16時間ほどかけて乾燥させます。これによって色、つやが増し、色調を保ち、変色や褐色を防止することができイ草の香りを引き出すことができます。
一枚の畳表を織るのに約4000本から、多いもので約7000本のイ草が使われますが、収穫後すぐに畳表に織り上げるのではなく、イ草の質、長さ、色調などを選別してから織機で織り上げれれます。
この様に畳表になるまでには、とても手間暇が掛かりなす。私自身も収穫の現場へと伺い、その大変さとい草の素晴らしさを目で見たことにより、益々良い畳を皆様に提供していこうと強く思いました。
丈 夫
外国産の畳表は輸入時、カビの発生を防ぐため、高温で乾燥させます。これによりい草がつぶれ、弱くなります。国産のい草の断面は丸く弾力性があるので、丈夫さと踏んだ時の柔らかさを感じられます。畳の丈夫さは5年後、10年後にその違いがわかります。また、取扱方によっても持ちは異なります。
香 り
い草には「フィトンチッド」という樹木などが発散する化学物質を含んでいます。このフィトンチッドには消臭、抗菌などに加え、森林浴をしているようなリラクゼーションの効果もあります。
私たちが畳の部屋で落ち着けるのは、この香りのためかもしれません。
畳の張替え・施工の流れ
Step.1
養生シートを用いて家具等にホコリがつかないようにします。畳の隙間を確認し、畳をはがした後は掃除機でチリやホコリを吸い取り、綺麗にします。
Step.4
隙間があった畳は、畳表等で丈だしをして畳の凹凸も補修します。
Step.7
畳表の糸がほつれないようほつれ止めをし、畳表の幅を包丁で落とします。
Step.2
古い糸と縁をほどき、寸法を正確に確認します。
Step.5
畳表を張った時にしわが寄らないように畳表の裏側に霧吹きで水を吹きかけ、畳床と畳表を縫い合わせます。
Step.8
畳縁を縫着し、縁を折り返して角を作ります。
Step.3
畳の短辺方向に補強材(プラスチックコーナー)を入れて、角をしっかり立たせます。
Step.6
ただ縫うだけでなくイ草の通りや厚みの調整なども丁寧に行います。
Step.9
厚みの調整のため藁を入れます。